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日産SR311フェアレディ後期型ハイウィンドの純正フロントガラスです。
クリヤータイプのガラスになります。
全くもって奇跡の新品です。
約半世紀も無傷でよくぞうちに来てくれました。
メルセデス280SLの当時物フロントガラスです。
淡いブルーガラスでグリーンのぼかし付きになります。
現在のリメイクガラスはSIGLAマークが付いていたりしますが、この当時物
フロントガラスはSEKURIT製になります。
ただしベンツマーク無しなので、当時物OEM部品となります。
現在の純正ガラスのAGCマークより遙かにかっこいいですね。
今度はまた奇跡の新品フロントガラス。
ポルシェ911ナロータイプのフロントガラスになります。
色はクリヤータイプです。
実は70~80年代はSEKURITマークが主流だったんです。
これもポルシェマークが入っていないためOEM部品となります。
しかし現在のガラスと比べると厚みが全く違います。
どれも無傷の新品ガラスとなります。
上の2枚の画像は日産スカイラインR34クーペモデル(GT-R)の
リヤガラスです。
オリジナルのスモークガラスが3枚ほど有ったのですが、全て完売となって
しまいました。
社外製品となりますが、クーペタイプ(GT-R)共通の新品リヤガラスが
残り1枚となってしまいました。
売り切れ御免! お早めに!
新工場がそろそろ完成という頃、看板の準備が何も無いことに気づいてしまいました。
今から看板屋さんに頼むのも難しそうなので、オリジナルの看板を作ることを決意。
約1年仮店舗でお世話になりました。
20年近く使っていた看板ともオサラバです。
お疲れ様でした。
大量の在庫品を整理しながら、また大量在庫の中古ガラスを見た時には
本当に気が滅入ってしまった。
そうだ! 出そうに無い在庫中古ガラスは捨てるよりも看板にしちゃえ。
と言う事で、何故かサーブ95のフロントガラスが良いかなと・・
直感で理想の看板のイメージ通りと言う事で選びました。
取りあえず黒セラミックの部分を切り落とします。
黒セラミックの部分を落としただけだと、どうもイメージが湧きません。
もっと下側に丸みが欲しいかな~
こんな感じでしょうか?
模索しながら適当に切っていくと、どんどん小さくなってしまいます。
こんな所で形を決めて、後は切り口を綺麗に削っていきます。
文字入れのイメージです。
ガラスの裏側に逆文字カッティングシートを貼り付けます。
捨てる予定だった使い欠け白スプレー2~3本で、裏側に塗装処理をします。
ガラスの透明感がでてきていい感じです。
ガラス看板の取付方法もしっかり設計しないと大変な事になってしまいます。
アングルは3.2㎜厚の鋼板を溶接し、外壁と同色に筆塗りです。
建物の中心に看板を合わせたいのですが、建物の鉄骨側の中心が少しずれています。
従ってアングルは左右非対称になってしまいます。
下側の受けアングルは、古い看板のアングルを加工した物です。
アングル全体を外壁と同色にしたのは正解ですね。
大事な所ですが鉄とガラスが直接干渉しないようポリウレタンのシール材を使います。
また違う箇所にはシリコンも併用します。
剥離させない専門技術がココにも生きてきます。
建物の割には小さすぎたかも・・
でもそんな派手な商売では無いので、さりげなくいいかな?
眼を凝らしながらお越しください。
しかし夜はこんな感じです。
ほとんどお金の掛かっていない看板ですが大変満足な仕上がりです。
剥離作業はトランク内から室内へ移動します。
後部座席周辺の剥離が、本職の合間とはいえ約1ヶ月掛かってしまった。
ペーパー空研ぎ、ワイヤーブラシ、錆止め、毎日の繰り返し作業。
しかし鉄本来の輝きを見てしまうとついつい夢中になってしまいます。
助手席側のフロアは無事ですね。
ロッカーパネル際に小さい腐食がありますが、溶接で簡単に治せる状態。
運転席側は補修痕が出てきました。
少々気になるので、ピラーの継ぎ目やフロアの継ぎ板も綺麗にやり直します。
ひとまず錆止め、エポキシプライマー処理。
ドア4枚とも異常に綺麗な状態。
おそらく前オーナーさんがドアパネル4枚とも交換していると思われます。
ある意味ラッキーかも。
フロントフェンダーの多少のへこみは致し方ない。
腐食が理由でドアヒンジ付近が治されていますが、この部分は鈑金の
やり直しが必要となります。
左右とも同じ補修がされていることから、根本的な原因がありそうです。
エンジンフードの裏側が結構大変な事に・・・
表は剥離剤を使えば問題ないのですが、フィンやヒンジの付け根辺りは無理だな。
やはり目は潰れず、スポット揉んで分解です。
おかげで手の届かないところが磨き放題。
防錆、サフプライマー後パネルボンドで接着です。
スポットの穴をずらさず接着すれば意外と綺麗に元通りになります。
やっと本番サフェーサーから塗装へと向かえそうです。
エンジンも同時に手を入れていく予定で、おそらく年内には走れるでしょう。
プリンスマーク
慎重にエンジンとミッションを時間かけて外したおかげで、ドアやフェンダーなどは比較的
に軽快な外し作業となってくれました。
S54Bスカイライン自慢の100ℓタンクはとりあえず使えそうです。
外見は綺麗でもタンクの中は後のお楽しみと言うことで・・・
剥離剤使って赤色を落として気付いたのですが、黄色が出てきたと思いきや、
オリジナル色のアイボリー色が出てきました。 元の色を剥離せず違う色を
被せているので、ある意味下地の鉄板は何10年も3層コートされた状態の様です。
ルーフライニングの裏に54Bのサインを発見!
勿論当時のサインで半世紀ぶりに日の目を見たと言う事でしょうか。
3層コートの塗装を向いてしまうのも惜しい気もしましたが、屋根だけ見ると
オリジナルの下地(鉄肌)は芸術だなと改めて感じます
残念ですが、リヤフェンダーは左右とも補修された痕があります。
リヤフェンダーを守る役目のインナーカバーは遙か数年後に設計された部品なので、
タイヤから出るゴミや雨水などはリヤフェンダー裏側に蓄積されてしまいます。
故に腐って当たり前でしょう。
屋根から後部へと剥離作業が進んでいきます。 侵食するように外側から内側
へとトランクの中まで剥離作業は進んでいきます。
剥離作業はパーツ部分1カ所に1日掛かるので、剥離が終わったところはすぐに
錆止めとプライマー処理をします。
スペアタイヤのラゲッジの腐りは見えませんが、非常に画像映えが醜いです。
僅かな腐食もありますが、鉄板に大きな穴が開いている訳でも無いので
このまま順調に作業が進みそうです。
次回は室内とフロントフェンダー、フード、ドアパネルといったボディから
外れたパーツの下地を綺麗にしていきます。
7月中旬に入っても梅雨寒が続く日々でございます。
6月後半からスパートかけてなんとか工場の移転が終了しました。
引っ越しが大変でしたが、どうやら天候に恵まれたかも・・・
メイン通りからの画像ですが、弊社は正面、電光掲示板の建物の奥にあります。
怖がらず奥へ入っていただき、昔の看板を目当てに来ていただければ、
まさしく弊社は隠れているように営業しております。
本当であれば、今頃町田街道沿いで営業していたはずなのに!
何しろ新工場の完成予定が、工場資材(強化ボルト)不足のおかげで中断に
なるなんて有り得ないだろう! まったく!! 怒りMAX!!!
しかしお世話になっている不動産屋さんのおかげで、どうにかココを借りることが
できました。
場所がどうのこうのと言える立場で無いので感謝感激でございます。
引っ越したばかりの画像ですが、とにかく物が多くただの置き場状態と
なってしまっています。
今はもう8月に入ったばかりですが、少しずつココが作業場らしく変貌している
状態に変わってきております。
年内はココでお世話になりそうな気配でございます。
割れて交換したフロントガラスを細かく切って並べてみました。
並べてみると判るようにフロントガラスは、断熱機能やIRカット機能など様々な
化学的で繊細な技術が練り込まれております。
昔は単純に曲げていただけのガラスが、現在はあらゆる付加機能が付いてる複雑な
コンプリート部品となっております。
左はドイツ車のHUD(ヘッドアップディスプレイ)、中央は高機能IRガラス、
右はミラーベースの付いたグリーン系のフロントガラスです。
左のガラスの元がこちらになります。
BMW最新のGタイプ7シリーズで、レインセンサー下側に飛び石を受けて交換した
フロントガラスです。
外部から受信するセンサーの取付部分に電波を遮断しないように、HUD機能部分が
避けて作られている構造となっています。
また高機能フロントガラスは極端に薄く作られております。
低燃費を意識する世の中、無駄な物はトコトン削除する風潮が見て取れます。
しかしこれだけ完成された部品ですと、他に何か使えそうな気が致します。
物を粗末にできないと言うか、捨てれないと言うか、ケチなのか・・・
ひとまず、光学関係の会社様からのご依頼で作ったガラス試作品でございます。
HUD機能ガラスは様々な分野で使われており、バーチャル系や医療関係にも支援
できる、未来を担う商品になるのではないでしょうか。
ダイハツL200系ミラのウォークスルーバンです。
1990年代の何処となく見覚えのあるようなスタイルです。
生産台数も少ない様なので、見かける事も難しいかもしれません。
それ故車好きには堪らないお車ですね。
残念なことに、希少な車と言う物は部品もすぐ生産中止となってしまいます。
エンジン部品や足廻り、ボディーパーツやガラスなど消耗品が生産中止と
なってしまうと大変困ります。
お困りになったオーナー様が弊社を探していただき、ミラのフロントガラスを
作って欲しいと割れたガラスを送ってきてくれました。
最初お話を伺った時は平らなガラスかと思いきや、結構曲線が付いてる!?
時間は掛かりましたが、曲線がほとんど同じガラスを見つけることが出来ました。
新品ガラスの上に割れたガラスを乗せて、大きい部分を切っていきます。
横曲げが多いので、乗せた状態で型を取ると、横幅に内・外周の誤差が
出てしまいます。 寸法をしっかりと図らないといけません。
上下の切られた部分です。
フロントガラスが完成しました。
割れたガラスの上に乗せても、ぴったりと合います。
後は、ガラスの淵を削って切断面を滑らかにしていきます。
ご依頼主は静岡の車屋さんなので、フロントガラスのみを送る事にします。
ここからは静岡の車屋さんにて取り付け工程に入ります。
ミラのボディが黒からオリジナル調の黄色に塗装されています。
この艶の引けた様な黄色が当時の雰囲気を思い出させてくれますね。
昔よく花屋さんで使われていたような・・・
静岡のガラス屋さん、ご丁寧なお仕事ありがとうございます。
ガラスに付いているロゴマークもちょっと隠れてしまいますが、
何とかマークが残る様に切りました。
ひとまず車検対応です。
いいですね~。
当時は透明ガラスですが、現在の供給部品は9割以上緑系になってしまいます。
フロントガラスの色が少し違うのが残念なところです。
小生、旧車を好んで修理ばかりしていましたが、自分には何も所有する旧車が無いと
気付き始め、ついに半世紀以上昔のスカイラインを手に入れてしまいました。
タイヤは全てパンク状態、エンジン10年以上不動、妻には
「なんで鉄クズにお金払ってるの?」なんて言われる始末。
余計な出費をしたかと思いこんでしまいましたが、自分の直感を信じてトコトン
直してやろうと決心した次第でございます。
先ずは簡単なフード類から外していきます。
鈑金塗装の職人様方から見られると、ダメだ!とお叱りを受けそうですが、
自分の都合よくやり易い方法で進ませていただきます。
正面のフードを開けるとやはりエンジンが気になります。
ラジエタ―やウォーターポンプなどのオレンジ色は、出来れば見たくない所です。
エンジンを降ろそう!
気になっても仕方がないので、エンジンクレーンを借りてすぐに着工です。
配線やパイプ類、ウェーバー、エキマニ、など忘れないようにしないと・・・
何とも助かるのは、センサーなどの細かい装備が全くない事ですね。
いたってシンプルイズベスト。
続きはまたと言う事で。
懐かしいお車の入庫です。
日産3代目ローレルですが、初代メダリストです。
ローレル2代目130のSGXは今でも人気がありますが、この車は昭和50年代前半に
高級車(サルーン)として注目されてたいわゆるVIPカーになります。
SGXより生産台数が少ない希少車ですね。
残念なことに自然災害により、フロントガラスがバリバリに割れて
しまっている状態です。 アッパーモールもへこみが見られます。
ご自身の運転ミスでは無く、ただ駐車していただけなのにと
オーナー様も大変悔やんでおります。
オーナー様のマイカーへの思い入れを考えまして、
小生、少しでも元通りにできればと努力させていただきます。
と言いましても、本音は無理でしょ!と、泣きたい所かな・・・
部品なんてもう何処捜しても無いでしょう。
やむを得ず、現在流通しているガラスの中から
曲げの合いそうなガラスを探し、ボディの大きさに切っていくしかなさそうです。
わかってはいましたが、簡単には合うガラスなどなかなか見つかりません。
フロントガラス合計4~5枚は無駄にしたでしょうか。
努力は裏切らない!
なんてクサイ言葉も信じてしまうほど、ぴったり合うガラスを見つけました。
後はガラスを微調整で削っていきます。
周りのステンレスモールが鉄板ビスでしっかりと固定されます。
もしガラスの曲げが合っていなければ、ビスを閉め込む事は危険です。
仮付けで問題なさそうですので、ようやく取り付け工程にかかれます。
良い感じですね。
上部のボカシ色が緑から青に変更になりましたが、
違和感ありません、と言うよりオリジナルより綺麗かも。
完成となりました。
オーナー様が大変喜んでいただいたので、困難な作業でしたが
やりがいのあるフロントガラス交換となりました。
日産230セドリック2ドアハードトップです。
いかにも昭和の匂いが漂いそうな
懐かしいフォルムであります。
ボディ塗装が終わった後フロントガラスを交換して欲しいと、
お車を持ち込んでいただきました。
割れは有りませんが、経年劣化ゆえ隅っこの気泡が気になられるとの事。
メッキや内装も綺麗にされている状態なので、さすがに
ガラスは気になってしまう所なのでしょう。
しかし230セドリックはガラスの型がセダンしか存在しません。
ハードトップのガラスは存在しないという事になります。
全体の曲げが有っていましたので、上部3㎝程切って使えそうです。
黒セラミック部分を切るのは、やや大変な作業となってしまいます。
ガラス端を黒セラミックで作ったのが残念ですね。
無事にフロントガラスが付きそうですが、黒セラミックがちょっと気になります。
モダンなセドリックと言ったところでしょうか。